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ボンベイミックス [旅]

ロンドンから帰ってきて10日が過ぎた。ほんの10日?なんかずいぶん前のことみたいだ。普通に社会人しててでかける旅行は現実とのギャップがデカいせいだろうか。思い出して現実逃避する。

1ポンド=約160円
往復航空券 ブリティッシュエアウェイズ 8万円(諸費用込み)
宿泊    easyHotel(アールズコート)45ポンド/泊

7月11日(土)
早朝、予約していたドラクエⅨをファミリーマートで受け取り、その足で空港へ向かう。たまたま発売日が重なったのだ。わたしにとっては盆と正月がいっぺんにやってきたような幸せな気分。飛行機ではほとんど寝ずにドラクエをやる(レベル12まで進んだ)。ロンドンには15時頃到着。地下鉄ジュビリー線でホテルへ。荷物を置いてすぐ出かけたが、土曜日なのでほとんどのお店は早くに閉店。夜はホテル近くの食堂でフィッシュ+チップスを。
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easyHotelの大胆なデザイン。easyJetが経営するホテルで、安くてきれいだがめちゃくちゃ狭いのでおすすめしない。エクストラタオルにインターネット、室内清掃などもすべて別料金

7月12日(日)
朝からイーストエンドを散策。ブリックレーンはもはや観光地化しておりたくさんの人でごった返している。昼はお気に入りのフライドチキン屋で。英国のチキンは本当にうまい。KFCなどのチェーン店でなく、インド人が経営している小汚い店がおすすめ。どんだけでも食べれる自信がある。バスや地下鉄でうろうろした後、オアシスのコンサートを観にウェンブリーへ。クソ楽しかった!へとへとになって最寄りの駅に着いたのは23時頃。一店だけやってたイタリアンレストランで変なナポリタンミックスご飯をお持ち帰り。
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今回の旅行では、人が大勢集まる場所によく出かけた。新型インフルエンザはこちらでも猛威をふるっており、この日の夕刊の見出しは「ロンドン在住の健康な少女、新型インフル感染後2日で死亡」

7月13日(月)
昼頃出発。駅前の中華でチャーハンとワンタンめん。今回はセール期間中のロンドン、しかも円高ということで、掘り出し物を安く買えるのではと期待していた。ところが世の中そう甘くはない。どこへ行っても(デパートはいうまでもなく、Dover Street Marketなどのちょっといい感じなお店ではとくに)セール品は来年は着れないようなエッジーすぎるものが多く、なかなかこれといったものを見つけることができなかった。あとサイズ問題。私は小柄なほうではないが、あっちだと一番小さいサイズでないとムリ。この日はショッピングしようといろいろ回ってみたが、b storeでウィングチップのシューズと、アップルストアでヘッドフォンを購入したのみ。夜はコベントガーデンでインドカレーを。こいつは美味かった。
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セントシュタイン城!

7月14日(火)
朝早く宿を出て、グリニッジにあるO2アリーナの「ブリティッシュ音楽体験館」へ。50年代のロック誕生から現在までをミュージシャンから寄贈された楽器や衣装などいろんな展示で年代別に紹介するというおもしろ博物館。ビートルズの襟なしジャケットやデビッドボウイの変なジギースーツ、ノエルギャラガーのユニオンジャックギター、ジャービスのメガネなどなど、英国のロックが好きな人にはたまらない展示が目白押しなのだ。ロックは日本でいうアニメ文化とおなじで、英国の最重要輸出品目のひとつなのだ。だからかしらんが、課外授業で来たとおぼしき女子高生がわんさかいて、わーわーきゃーきゃーと大騒ぎで勉学に励んでいた。可愛いけどうるさいぞ。水上バスでテムズ川をクルーズしてセントラルロンドンへ戻り、午後はチャリングクロスとカムデンのプラウドギャラリーを巡る。ランチはまたインド系フライドチキン。セール目当てのデパートめぐりの後はテスコで少しおみやげを買って、夜は宿近くのパン屋でペストリー。
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この前の晩、ジャッコ(英国ではマイケルジャクソンのことをこう呼ぶ)の追悼イベントがあったらしくアリーナそばの巨大スクリーン前にはファンから寄せられたバナーや花束、ろうそくなどがたくさん供えられていた。生前は結構バッシングされてた気がするが、こんなに隠れファンが大勢いたのか(私もだいぶ入れこんだ時期があったけど、今回のマスコミの騒ぎっぷりにはちょっと冷めた)
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ブラーのグレアムコクソンのギターは、現在ツアー中につき持ち出し中
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ジャービスコッカーの巨大ポートレートと記念撮影

7月15日(水)
ちょっとしょうもない一日。朝からポートベローマーケット→安スーツを買いにM&S(合うサイズなく断念)→コベントガーデンの交通博物館でみやげ探し→スーツ屋めぐり(サイズなし)→いったん宿に戻り休憩→バスでプリムローズの丘へ。夜は先日も行ったイタリアンでラザニア。あんまりおいしくなかった。
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夜9時、ロンドンの夕焼けを見てなごむ

つづく…

*今回ロンドンで発見したナイスワン①
ボンベイミックス
本格インドカレーのスパイスがきいたベビースターラーメンに、各種ナッツや香辛料、ドライフルーツなどをミックスした贅沢なスナック。他にもグジャラートミックスとかベリツィミックスなどの姉妹品もある。ビールのおつまみに最高です。
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Bestest night ever [旅]

日曜日は、オアシスのコンサートを観にロンドン郊外にあるウェンブリースタジアムへ行ってきました。ロンドン中のオアシスフーリガンが一同に集うワーキングクラスヒーローのお祭りです。英国でのオアシスのリスナー層というのは日本のそれとは違い、たぶん育ちのあんまりよくないおっさんたちが大半を占め、レディオヘッドやコールドプレーなんかを中産階級のスノッブが聴く音楽だといってバカにしているような人たちです。だからかどうかはさておき、みなさんとにかくマナーが悪い。みんな大興奮で手に持つビールを空高く放り投げ、となりにいるのが東洋人の旅行者だろうがなんだろうがおかまいなく、むりやり肩を組みいっしょに歌をがなり立てます。もう滅茶苦茶。おかげでわたしは調子に乗ってビールを飲み過ぎ、新しいアルバムの曲をやるたんびにトイレに駆け込みました。このトイレもまた床はおしっこや嘔吐物でびしょぬれ、う●ちてんこ盛りで散々なことになっていて。トイレに行く途中も空からビールが降ってきてもう大変でした。しかしながらオーディエンスの一体感とかが苦手なわたしでさえ、周りのおっさんやお姉さんたちと一緒にCigarettes & AlcoholとかHalf The World Away、Champagne Supernovaを大合唱したのは本当に本当に最高で、忘れられない夜になったのでした。

1. Fuckin' In The Bushes(ビール2杯目)
2. Rock 'n' Roll Star
3. Lyla(トイレ)
4. The Shock Of The Lightning(ビール3杯目)
5. Cigarettes & Alcohol
6. Roll With It
7. To Be Where There's Life(トイレ)
8. Waiting For The Rapture(ビール4杯目。最後の一杯)
9. The Masterplan
10. Songbird
11. Slide Away
12. Morning Glory(トイレ)
13. My Big Mouth
14. Whatever
15. Half The World Away
16. I'm Outta Time
17. Wonderwall
18. Live Forever
19. Supersonic(トイレ)
20. Don't Look Back In Anger
21. Falling Down
22. Champagne Supernova
23. I Am The Walrus
駅への帰り道(トイレ)

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ビールとおしっこの祭典。会場は、ウェンブリースタジアム。
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そこらじゅうビールびたしでもおかまいなし。
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おっさんたちが愛して止まないリアム・ギャラガー。

イシューQ1 2009 [パーソナル]

自分の過去のブログを読むと、下らないことをよくもまあ懲りずに書いたものだと感心せずにいられないが、そのときの自分のあれこれを思い出させてくれるのがよい。そのときに気に入っていた音楽とか。ずいぶん前の話もあるが、忘れないうちに書いとこう。
●3月中旬、忘れもしない夜勤最後の日、駅で始電を待っているとき。オール明けのサラリーマンやクラブ帰りの若者で混雑する土曜の朝。電車が近づいて来たとき、突然、ホーム際で待っていた人たちが一斉に後ずさりした。ただ事でない気配を感じて、私もとっさにホームから身を引くと、後方から男がタタタッ、ピョンッ。線路に飛び降りた!男は入ってきた電車の下に消えた。ホームは騒然。「キャー」「飛び降りた!」と目を背ける人もいれば「うそマジ?」「死んだ?死んだ?」「最悪ー」写メールを撮ろうとしている奴さえいる。私はなんかゾクゾクして、男が飛び降りたあたりを恐る恐る遠巻きに覗いた。男は生きていた。運よく列車と線路のすき間に入ったのか知らんが、しばらくして線路から引き上げられたのだ。それだけ。あのときに感じた不安とも興奮ともつかないような妙な気持ちが忘れられない。●ディズニーシーに行った。楽しかった。●以前紹介したカナダ在住スコットランド人のアーティスト、スティーブン・リンゼイを襲った不幸な出来事。去年の暮れ、彼の代表作「Schtick」が、カナダ中のナイキストアでディスプレイされた。例のホッケースティックをモチーフにしたハンガーだ。喜ばしい話じゃないかと思われるかもしれんが、実はこれが大問題で、ナイキは彼の承諾を得たうえでそれを使ったのではなかった。たまたまそれを発見した友人から話を聞かされたスティーブンはすぐに弁護士を雇い、ナイキに著作権侵害のかどで訴えた。法廷争いは現在も続いているが、あれ以来彼は疲弊しきっている。「ぜったいに勝てっこない」のだという。なんでこういうことになるんだろう。巨大企業相手のこうしたいざこざは、うわさには聞いていたがいざ自分の身近で起きると、なんかすごく気持ちが悪い。●A.P.C.のイベントでティーンネイジャーズを見た。ただ見ただけ。クラブに行くのは久しぶりだったので、最近のトレンドをレポート:男子はほぼ全員刈り上げ横分け黒ブチメガネ。Tシャツにチョッキ。たまに+ヒゲ。あとやたら「ヤバイ」を連発。●最近のお気に入りKitsune TabloidA Tale of Two Cities

ゴーウィー [パーソナル]

こんにちは。大型連休を満喫中の赤村です。私の今年のゴールデンウィークの過ごし方。

●Youtubeでひたすら「恋の空騒ぎ」を観る。お気に入りは青森のこおろぎ。この女はとんでもない暴言を吐くくせにたまに誰よりももっともなことをいうので好感が持てる。
●西友で10本198円のソーダバーを買ってむちゃ食いする。でもお通じはよくない。
●代官山に出かけ、bonjour recordsで気になるCDを見つけて、家に帰ってアマゾンUKで買う。この円高に、よくもまあ輸入盤に2500円も出さすなあボンジュール(イギリスのアマゾンならCD2枚買って送料込みでおつりが来る)。でも雰囲気いいから好きですよ。俺みたいのがいるからCD屋が潰れるんだな。
●DVDで「いのちの食べ方」を観た。普段口にしている肉やら野菜やらのデイリー食品が、どこからどのように私たちのもとに届くのかをただ淡々と。セリフとかないんですね。よくある社会派ドキュメンタリーよりもエグイ。さすがになんか食いながら観れるもんじゃないです。
●忘ってた、きのう森美術館行ったんだった。展示はあんま覚えてないけど(なんかピカピカ光る電飾トンネルくぐったぞ)、空いててびっくり。周辺の至る所にあるマッサージソファーの大試乗会が最高でした。



最近気に入ってずっと聴いている。ほろほろしたマリービスケットのような、素朴で甘い歌。年甲斐もないたとえだ。

ダラダラできるのもあと3日。あっという間だなー

ブログ

久しぶりにブログを更新しましたね。別に忙しかったわけじゃないけど面倒くさくって。働いてると、平日なんもする気になれないです。残業あるわけでもなし、家のこととか趣味とか勉強とか、やるべきことは山積みなのに。だがまあ、焦らずゆっくりいきます。

最近の赤村
●ドラクエがまたドタキャン延期。毎度のこととはいえ、いい加減にすれよ。●3月半ばからナイトシフトを離れる。1年ぶりのデイタイムの生活は、さすがに一瞬で慣れた。●ミュージックステーションのオアシスをyoutubeで見た。ボーカリストの髪型は本当に格好いい。真似したいけど、自殺行為だろう。幕張には行かなかった。苗場は遠くて高くて行けないし。●サマーソニックにはブラー来てくれないのかしら。エイフェックス・ツインとクラクソンズの単独決まったら、サマーソニックは微妙だ今のところ。●最近気に入ってよく聴いているのはDan Blackの"HYPNTZ"という曲。じつはノトーリアスBIGのカバーです。



"Hypnotize"は、泣きそうになるほど感動的な曲なんです。彼の伝記映画、これは観たい。



Dan Blackの"Alone"は、"HYPNTZ"の次にいい曲。最近ちょっと楽しみな人です。



Dan Blackが以前組んでいたThe Servantというバンド。いわゆる「デジロック」。これどっかで聴いたことあるし、いい曲なんだけど、今聴くとやっぱちょっと恥ずい。



これこれ。オーディエンスの、全員腕上げて縦ノリという北朝鮮のマスゲームみたいな統制のとれた盛り上がり方(←それはちょっと言い過ぎだろ)に、なんかちょっと引いてしまった。ライブって上からみるとあんなふうになってるのか。「観客と出演者の一体感」とかがちょっと苦手な私は、このバンドのギタリストが曲のブリッジ部分を客に歌わそうとするのを見ると、噦きそうになる。

A.R.A.T.A. [音楽]

オアシスがミュージックステーション生出演決定!前回来日のいいとも出演といい、つくづくタモリが好きな人たちだ。さらに、ボーカリストのリアム・ギャラガーはプリティグリーンというファッション・ブランドを立ち上げた(やっぱブリンブリンなのかな。はやく押尾学に知らせなければ)。果たして彼らはどこへいってしまうのか…こうなったらやけだ。何があってもついていくぞ。

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KARAOKE NIGHT [音楽]

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ライブのDVDってたくさん持ってるけどほとんど観ない。ビール用意してソファー座って部屋の明かり消してさあ観るぞってなっても、1曲だけ見たら飽きてネットしだす。ないですか?

JY [パーソナル]

土曜の夜は久しぶりの仲間たちと同窓会。
以前東京にいたころ、毎週末通った吉祥寺のbar dropで出会った仲間たち。私が東京を離れていた約10年で、女の子はみんな名字が変わり、子どももできて立派な母ちゃんに。今回招いてくれたのは、当時いちばんほんわかしてて、ママになるなぞ想像もできなかったY。4歳になったちびはパパの影響でレッドツェッペリン好き。おいしいとり鍋とマッシュかぼちゃのサラダごちそうさま。自分では太ったというM氏は相変わらず温かい人。タバコ辞めたらしい。変わってないです。昔いっしょに武道館へBeckを見に行ったとき、私がトイレを我慢できずにアンコールを見逃したという話(それまったく覚えてないんだな)を暴露したE。愛想笑いがたまらないふたりめのベビーを連れてきてた。去年結婚したAは今でも現役DJ。タイのギターポップなどおもしろい音楽をたくさん聴かせてくれた。セレクションにGolden Silversが入っててちょっと嬉しかった。次回はぜひともみんなで彼女のイベントに行きたい。



Aちゃんに教えてもらったSpeedmarket Avenue。なぜか懐かしくて切なくなる。

M氏によるとbar dropは去年で閉店してしまったと。当時、東京ではインディ/ギターポップのイベントを毎晩やるお店はあそこしかなかった。どんだけ沢山のおもろい音楽を教えてもらったか。楽しい思い出だらけの場所だけにかなりショックである。この10年、われわれの音楽の聴き方はすっかり変わり、レコード屋もずいぶん消えた(イギリスではあのヴァージンすら完全になくなった)。ネットのおかげで、出かけなくても音楽が買えてしまうのだから。こうしてインディーポップ好きの引きこもり化がますます進む一方、むかし音楽やってた人たちは、バンドの替わりにマラソンをやるようになってるとか。さようなら青春の光。ああ切ない。


Turning Down Water for Air










それにしても本当にCDを買わなくなった。去年買ったCDは全部で5、6枚で、あとはすべてダウンロードだ。昔は月に5、6枚は買っていた。ちなみに今年初のフィジカル購入はこいつ(とかいって最初に知ったきっかけはitunes UKのSingle of the Weekだ)。これが掛け値なしに素晴らしい。むかし「泣きながら踊れる音楽」というのをくるりの岸田がしきりにいっていたが、まさにそれ。フォーク+エレクトロで、フォークトロニカだそうな。ワクワクさせられて、たまにぐっとくる。年のせいか最近涙もろくなってきた私にこれはきつい。

ウェブサイトでは彼の手がけたリミックスがたくさんダウンロードできます。



Cupid's lazy dart [音楽]

ちょっとうれしいニュース。カラフルなメロディーに幻想的な歌詞が最高な"Arrows of Eros"で、前から少し気になっていたGolden Silversが来日する(昨年末にステラ・マッカートニーのショップのオープニングパーティーですでに初来日を果たしてたらしい。知らんかった)。Mystery Jetsみたいな人懐っこいポップス+メランコリックなバラードのシングル"Magic Touch/Another Universe"はまさにUKインディーロックの王道。退屈なロック雑誌のレビューみたいなことを言っとるが、この普通さも私の今の気分にぴったり。お願いだからアルバム出す前に消えないでください(←ここ数年こういう人が多いので不安)。





DARADARADIARY [パーソナル]

1月11日(日)
 寒い朝。雲ひとつない青空が広がっている。夜勤のせいで、いつもなら日曜は朝早く目が覚めてしまうのだが、今朝は10時ごろまで眠れた。今日は12時すぎから恵比寿で英会話のレッスン。お茶を一杯だけ飲んで11時ごろ家を出たものの、思ったより早く着いてしまいそうだったので、ひと駅手前の中目黒で降りてぶらぶら歩いて恵比寿まで行くことに。途中立ち寄ったお店にてセール品のマフラーを購入し、さっそく巻いてみる。暖かい。お腹が空いたのでラーメン屋に寄り、半チャンラーメンセットを注文。が、注文したものがくるのを待っているうちに12時をまわってしまったので、あわてて遅刻連絡。今年初のレッスンが遅刻とは情けない。急いで食事を済ませてスクールに着くと担任のマーク先生は愛用のiphoneを弄りながら待っていた。私が遅れたことを謝ると、気にせずともよいと言ってくれたものの、今日は後が詰まってるから急いで進めよう、とさっそくレッスンを始めた。とはいえレッスンはいつものように雑談が長くてなかなか教科書が進まないのがこの先生のよくないところであり、楽しいところでもある。映画「JUNO」が面白いからぜひ見るべしと勧められ、逆に私がサントラをやってるMoldy Peachesが最高だからぜひ聴いてみ、と教えてあげたりしてるうちにレッスンは終了。やはり40分は短すぎる。このスクールに通い始めてかれこれ半年も経つのに、まったく上達した気がしない。今年はもう少し自学にも身を入れなければ、と自省しつつスクールを後にする。
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これを2回も歩かされるはめになるとは。

 午後からはジャルジャルのライブに行く予定になっていた。開場は13時半なので、すぐに電車に乗って会場のある下北沢へと向かう。駅前の劇場に着くと、すでに会場の2階のホールから建物の外まで長い列ができていた。聞くと整理番号順に並んでいるとのこと。チケットを確かめると、私の整理番号は6番。係員に案内されて長い行列を横目に階段を上がり、そのままホールの中へ通された。思いのほか狭い会場だ。定員は5、60人といったところか。予定時刻を10分ほど過ぎたところで客電が落ち、ジャルジャル登場。一瞬だけ彼らの姿が見えたと思ったらすぐにまた会場は真っ暗に。この人たちは登場する場面から何かを仕掛けてくる。前回は客の若い女の子たちのきゃーきゃーいう声を録音したものを(本物の声が止んでからも)延々と流してみたり、その前はジャルジャルとまったく同じ衣装を着た大勢のエキストラたちと一緒に登場してみたり。今回は1時間半ほどで14本のコントをやってくれた。が、結論からいって、前回と比較すると出来はいまいち。彼らのよさは、「変装」や「腕相撲」のような虚構をとことんまで突き詰めていく長尺のメタコントにあると思うのだが、今回はそうした類のものがなかったのだ。そのかわり、今回は定番のコントをシリーズ化する試みが見られた。麦わら帽子を被った福徳演じる、常識がまったく通用しない人物のコント「理解不能者」や、後藤演じる、ばればれのウソを突き通す人物のコント「嘘つき通す奴」、ふたりがベタな漫才師を演じる「売れそうもない漫才師のネタ」などの新バージョンが、異なるシチュエーションで披露された。個人的には「珍しい名前が周りにおる奴」というコントがおもしろかった。後藤が、うそみたいな偶然の連続を話すのだが、聞き手の福徳は、話に出てくる人物の名前の方が珍しくて全然話に集中できない、というもの。こんなありがちな設定ながら「なんでそこ?」というツボをうまくほじくって笑いを生み出すのがこの人たちは本当にうまい。とはいえ、最近、天竺鼠の川原やモンスターエンジンなど、全盛期のダウンタウンを超えたのでは?と思うほど凄い芸人たちが続々出てきているので、彼らもうかうかしていられない。今後をさらに期待したい。


天竺鼠。左の川原はポスト松本の大本命。

 ライブが終了し、会場を出たのが15時半ごろ。またすぐに電車に乗って新宿へ。Mに付き合い、セールの再値下げ品目当てでデパートめぐり。伊勢丹の次に立ち寄ったバーニーズ・ニューヨークの狭いエスカレーターで、下の階からきれいなむすめがふたりきゃっきゃと戯れながら上がってくるのをでれでれ見ていると突然、ふたりがキスして、いたずらっぽく笑いながらこっちを見た。ドキリ。なんともいえず幸せな気分に。あとはだらだらと南口のフラッグスなどを物色し、結局何も買わずに電車に乗る。途中恵比寿で降りて、またもや中目黒まで歩き、私は古着屋で素敵なスキー帽を見つけて購入、Mはセール除外品のゴムブーツを買ってとりあえずショッピングは終了。中目黒から電車に乗って最寄り駅で降りると、そばの西友でビール2本とTwo Dogs 2本、さらに総菜のロースかつなどを買いこんで22時ごろ帰宅。夕飯は総菜を温めたのと、夕べの残りもののキムチチゲ。風呂に入ってビール飲んで、やっと床に入るころには2時を過ぎていた。明日もセール品を求めて渋谷辺りへつきあってくれとM。やれやれ。一日ってこんなに長かったっけ?

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